黄色いアネモネ

はじめまして。アリスと申します。

島ではキサラギハルトの相談員をしており、本土では花のお仕事をしている者です。

ここでは主に、私が気になったパルマに関連する事についてお話していく予定です。例えばパルマ男子のお花についての解説、SNSで話題になったパルマみを感じる商品の花の特定や、その花の解説等を詳しく書いて行ければなと思っています。それに飽きたら全く別のお話や、アニメだったり映画だったりの感想や解説もいつか書くかもしれません。もしかしたらイラストについてもちまちまと書くかもしれませんが、今のところはパルマをメインとして進めていく予定です。

花を生業としているので、主に皆さんが気になっている”パルマ男子のお花について”何か役にたてたらなと思ったのがきっかけではありますが、きっと早い段階で目的を忘れると思います。生暖かい心でお付き合いいただけたら嬉しいです。

さて、自己紹介はこのくらいにして、早速本題に入りたいと思います。

黄色いアネモネ

皆さんご存知であろう黄色いアネモネ。

ハルトのメインの花、パルマのロゴタイトルにも使用されていて馴染み深いお花です。

今回はこの黄色いアネモネについてお話していきます。

 

アネモネとは

アネモネとは、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。

学名はAnemone coronaria。アネモネ族は約100種が分布しています。アネモネ・ホルテンシス(Anemone hortensis)、アネモネ・パボニナ(A.pavonina)が交雑し出来たとされるアネモネ・フルゲンス(A.xfulgens)があり、フルゲンスが交雑した中から選抜されたものがアネモネ・コロナリア(A.coronaria)とされています。現在園芸種としてアネモネと言われるのは、このコロナリアが一般的です。

和名は牡丹一華(ボタンイチゲ)、花一華(ハナイチゲ)、紅花翁草(ベニバナオキナグサ)。

英名では「anemone」のほかに「windflower」と呼ばれることもあります。

ヨーロッパ南部から地中海地域が原産です。雨の多い冬に多く生育し、初夏に球根になります。日本では秋ごろに芽を出し、春に咲き、夏前に地上部は枯れて球根になります。

プロトアネモニンという毒があり、茎から出る汁に触れると皮膚炎・水泡を引き起こすことがあります。園芸時には手袋等を着用し、もし触れてしまった場合は早めに手を洗ってください。

 

アネモネという名前

アネモネという名前は、ラテン語の「anemone」、ギリシャ語の「anemone」からから由来するとされています。

ギリシャ語では「anemone」は、「anemo」が「風」を意味します。「one」が「子」「娘」で、「風の子」「風の娘」の意味があると考えられています。

それ以外に、「風」に由来するのは、春風が吹く頃だけ開花するためという説

ギリシャ神話で風の神ゼフュロスと恋に落ちた妖精の名前であるアネモネという説

ギリシャ神話中に、美少年アドニスが流した血から生まれた植物であるという説などがあり、アネモネはアドニスと呼ばれることもあります。(adonisはフクジュソウ属の学名でもあります。)

 

アネモネの育て方

植え方/場所

乾燥させてないアネモネの球根はそのまま植えて構いませんが、乾燥させてある球根の場合は10月以降が適しています。軽く湿らせたバーミキュライトや土、砂などに埋めてゆっくりと給水させると良いです。ない場合は湿らせたティッシュに包むのも良いかもしれません。

球根の上下が分かりにくいため、上下で迷ったら横向きに植え付けても構いません。土を軽く湿らせて置き、球根の上に1㎝ほど被さるように植え付けてください。

鉢植えの場合は、初夏の間、花が枯れるまでは風通しの良い日なたに置き、枯れたら雨のかからない日陰に置きます。10月ごろになったら再び日なたへ移動させてください。

地上にする場合は水はけと風通しが良い日なたへ植えてください。

花が枯れたら球根を掘り返し保存しても良いです。

水やり

4~5日間隔で水をあげます。心配な場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が溢れ出てくるまでたっぷりとあげると良いです。

地上部の花が枯れたら球根を乾かすため、水やりを中止してください。10月頃になったら再び水やりを再開してください。

手入れ

花柄摘み:枯れた花や葉を摘み取ることです。残っていると風通しが悪くなったり、腐ったりしてしまうかもしれないので早めに摘み取りましょう。土の上に落ちているものも取り除きましょう。

病気

アネモネがかかりやすい病気は、いずれも風通しの悪さによるものです。多湿になると病気になりやすいので、十分に風通しを良くしてください。

うどんこ病、灰色カビ病、立枯病などになりやすいです。

 

アネモネの花言葉

花は色別に花言葉がありますが、ここで紹介するのはアネモネ全体での花言葉です。

  • はかない恋
  • はかない夢
  • 薄れゆく希望
  • 真実
  • 君を愛す
  • 恋の苦しみ
  • 見捨てられた
  • 見放された
  • 嫉妬の為の無実の犠牲
  • 希望
  • 期待

 

黄色いアネモネは存在する?

存在しません。

正確にいえば、原種では存在しません。

現在では、明るいオレンジ色の花がありますが、品種改良や交配などで把握しきれていないというのが現状です。

日本では流通していません(少なくとも私は実際に見たことがありません)が、海外で探せば案外簡単に黄色いアネモネは見つかるかもしれません。wind flower yellowで検索をするといくつか出てくるので、英語に強い人であればあるいは…。

また、黄色いアネモネは造花であれば取り扱っているところも多いです。

日本で入手できる黄色(く見える)アネモネの球根は「パリダ」「パボニナ」などのようですが、少し剣咲で花芯も緑なので、パルマに出てくるような色ではありません。

 

似ている花

キンポウゲ科の一重咲きのものであれば大体が似ていると言えます。

よく混乱されるのはフクジュソウです。フクジュソウの学名はAdonis ramosaであることから、アドニスの花はアネモネではなくフクジュソウなのではないかという説も多くあります。

そのほかにはイチリンソウ、ニリンソウ、ハクサンイチゲ、ヤブイチゲ、クリスマスローズ、ラナンキュロスなどがあります。大きさや色味で似ているのは小さめのコスモスでしょうか。ウマノアシガタというお花も似ていますね。

似ている花であれば黄色いものを育てることが出来ますので、チャレンジしてみるのもありかもしれません。

 

あとがき

長くなりましたが、今回はハルトの花である黄色いアネモネについてのざっくりとしたまとめでした。

やはり現実に無い花という所が気になりますね。何故あえて黄色になったのか。

ちなみに、「アドニスの花はフクジュソウの事であり、ハルトの花はアネモネではなくフクジュソウではないか?」という話を見かけたことがあります。確かに名前の由来やフクジュソウの事を調べると、アドニスの花というのはフクジュソウという説が多くあります。

ただ、”ハルトの花”として用いられているアドニスの花は、アネモネで間違いないと思っています。フクジュソウの花芯は黄色か緑ですが、公式で描かれているハルトのアネモネの花芯は黒です。花芯の色から判断すると、ハルトの花はフクジュソウではなくアネモネです。

 

次回はアオイの花である黄色いヒマワリについてお話出来れば良いなと思っています。その後は、やはりチカキカシマの黄色いヒガンバナですかね…。

拙い部分も多いかと思いますが、ゆったりとお付き合いくださいませ。

 

(アリスㅎㅅㅎ)

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